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日本語教師こぼれ話 2007年

『ケイムショへ行きたい』

 「日本で、どこへ行きたいですか?」  初級のクラスでは定番のこの質問に、クウェートから技術研修生としてやってきた彼はこう答えました。
 「刑務所です。」
 「……。刑務所ですか? 」
 「はい。日本へ来る前から、ずっと楽しみにしていました。」
 (へえ、珍しい趣味があるんだなあ。まあ、世の中いろんな人がいるし……。)
 でもなぜ日本に来て刑務所なのか。どうしても気になった私は、一週間後、再び彼に尋ねました。
 「どうして刑務所へ行きたいんですか?」
 「国でも有名です。私の友達もみんな行きたいと言っています。」
 刑務所について話す彼は満面の笑顔。でも私の疑問は深まるばかり。
 「どこの刑務所へ行きたいんですか?」
 「東京刑務所です。」
 (……!?そんな刑務所、あったっけ?)
 さらに2週間後の月曜日。
 「先生、週末、東京刑務所へ行ってきました。」
 彼は興奮冷めやらぬといった感じです。
 「東京刑務所は、どこにあるんですか?」
 「ええと……マクハリ……」
 (幕張!?)
 「刑務所に何がありましたか?」
 「新しいPSP!!それから、ニンテンドーの……」
 (刑務所に任天堂?)
 「……。○○さんは、どこへ行ったんですか?」
 「東京ケームショです。」
 (あっ!!)
 「東京ゲームショー、ですか?」
 「はい!」
1ヶ月にわたって続いたちぐはぐな会話。正しい発音を教えることも、日本語教師の大切な仕事です。(勝間田)

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『受験真っただ中!』

 ポリ塩化ビニール、循環型経済社会、公共広告、養護教育……。これらは最近、教務室で先生方が添削していた作文のテーマです。何の作文かというと、学生が大学などに提出する志望理由書です。今、日本語学校は、受験シーズンの真っただ中。授業が終わると、たくさんの学生が教務室に来ます。
 「学習計画書を書いたので、見ていただけませんか」
 「インテリアを勉強できる大学はありますか」
 「面接にはどんな服装で行けばいいですか」
 進学先の選択、願書の取り寄せ、出願書類の準備、面接の練習……。様々なことを学生は相談してきます。なかでも出願書類の準備には時間がかかります。日本の大学に出願するには、母国から高校や大学の卒業証明書、成績証明書などを取り寄せ、場合によっては日本語に翻訳しそれを公証してもらわなければなりません。また、市区役所に行って外国人登録の証明書をもらい、病院で健康診断をし、銀行で残高証明をもらい、志望理由や学習計画、卒業後の予定を書き……(大学によって内容はちがいます)。これらのことを自分で日本語でこなせなければ日本で進学先の授業についていくことはできない、ということでしょう。  11月11日には日本留学試験、12月2日には日本語能力試験があります。これらの日には、お近くの大学が受験会場となっていて、試験を受けに行った外国人留学生の姿を見かけるかもしれません。もし見かけたら、彼らの健闘を祈ってください。
 学生全員が笑顔で卒業できるように、教師も気を引き締めてがんばります。(早川)

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誘惑の海、日本

 サウジアラビアからの国費留学生が、4月から千駄ヶ谷日本語学校で勉強しています。私はサウジアラビアの男子学生のクラス担任をしています。9月13日にイスラム教のラマダンが始まりました。ラマダンの1ヶ月間は、日の出から日没までは何も口にしません。食べ物や水はもちろん、たばこも吸いません。サウジアラビアにいれば、国全体がラマダン一色ですから、我慢もできるでしょうが、ここは日本、周りは誘惑の海です。私たちの想像以上に大変なことが多いことでしょう。そんな中で毎日授業を受けるわけですから、当然クラスの雰囲気は変わってきます。いつもはにぎやかでなかなか授業が始められない私のクラスでも、このときばかりはシーン…(寝ているわけではありません)。いつもは休み時間にたばこを吸って、おしゃべりしている学生が、真剣にコーランを読んでいます。また、ある時は、授業でつい食べ物の話題を出してしまって、何とも言えない沈んだ雰囲気になってしまいました。そんな時でも学生たちは「先生、大丈夫、大丈夫。」と明るく言ってくれたり、日没後に食べようと持ってきたサウジのお菓子を自分が食べる前に私にくれたりしました。私が「大変でしょう?」と聞くと、全員が「いいえ、大変じゃありません。」と力強く答えました。それを聞いて、私はそんな彼らのことが、なぜかうらやましいと感じました。おそらく、何の疑いもなく素直にがんばっている姿に感動したのでしょう。
 これからも、彼らの長所である明るさと素直さを生かし、みんなが協力して楽しく勉強できる場を提供できるように頑張りたいです。(土田)

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スイカの皮の炒め物

 先日、第2回全中国選抜中国日本語スピーチコンテストを観覧してきました。
 これは中国で日本語を学ぶ大学生・院生によるスピーチ大会です。内容は5分間のスピーチと質疑応答です。質疑応答ではスピーチに関連する内容について審査員からの質問に3分以内で即答しなければなりません。
 印象的だったのは、料理人になる夢を語った男性でした。自分で内容を選んで本番に備えるスピーチは、皆さん日本語もその内容も板についていました。しかし大きなプレッシャーのもと的確な回答が求められる質疑応答は大変な難関です。
 彼は「中国の料理と日本の料理の違い」について問われ、こう答えました。「日本の料理は高級食材を使っておいしく作る。中国の料理は日本人が食材として考えないようなものも立派な料理に仕立て上げる。」急な質問に怯むことなく、とっさに日本人にも想像しやすいようにスイカの皮の炒め物を紹介したのです。質問の主旨から外れたり、スピーチの繰り返しになる回答もある中で、彼の答えには恐らく誰もが「なるほど」と思ったでしう。審査総評で「自分の話せる範囲で話すのではなく、話さなければならないことを話す。それが深みのある答え、そして人間形成につながるのだ」とありました。
 実は3ヶ月前から、私が担任をしているクラスで「毎日の1問1答!」と名付けて教師の問いにすぐ反応して答える活動をしています。中級レベルでも「自分の言葉での表現」が苦手で辞書の単語の羅列になる学生がいるのを見て試験的に始めました。効果の程はわかりませんが、今後も様々な試みを通して学習の手助けをしていきたいと思う毎日です。(滝沢)

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『台風と地震はセット?』

 先日学生がこんな質問をしてきました。「先生、台風と地震はセットで来ますか。」 ちょうど台風と中越沖地震が続けて日本列島を直撃した翌日のことでした。学生は台風がどんどん東京に近付いてくる様子をテレビで見て、心配で寝られなかったそうです。授業の時も眠そうな目をしていました。
 日本人にとってはわかりきったことでも、外国人にとっては不思議に思うことがたくさんあります。ましてや地震とは縁がない国から来た、来日してまだ間もない学生にとっては、さぞ日本が恐ろしい国に思えたことでしょう。そうした学生の不安をできるだけ解消し、勉強に集中できる環境を作ってあげるのも私達日本語教師の仕事です。担当教師が学生に、地震と台風がたまたま同時に来たこと、日本の建物は地震や台風が来ても壊れないように作られていることを説明すると、学生は安心したようです。
 学生から思いがけない質問を受けたら、まず彼らの背景にある文化を理解して質問を受け止め、柔軟に受け答えができるといいですね。(関川)

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『サマーコースアクティビティ 横浜・中華街コースを引率』

 横浜に向かう東横線の中で、3人の仲の良い女子学生(トルコ、韓国、フランスからの参加者)が、座席が空くと、少し離れたところに立っていた私を呼んで座らせてくれました。高田馬場を出発するときから積極的に話しかけてくれていたのです。電車の中で、「先生、英語を話しますか?」と聞いてきました。その前に、もう一人の先生とフランス人の学生と3人で話しているのを見ていたので、そう聞いてきたのでしょう。
 私が、「英語は話せないのです。勉強してもなかなか覚えられません。」と言うと、「覚えられないのではなくて、一生懸命覚えないからです。」と、言われてしまいました。「そのとおりだね。」と言うと、屈託の無い笑顔で、「そうです。がんばってください。」と励ましてくれました。
 彼女たちももちろん、私が接した学生たちは皆、一生懸命に日本語で話してくれたし、話そうと努力していました。私も再、再、‥‥挑戦しなくては、と教えられました。
 案内役の私が、いたわってもらったり、元気づけてもらったり、とてもすばらしい学生たちと楽しい半日を過ごさせてもらいました。(尾)

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『今度は私の番』

 早いもので当校日本語コースの受付として働き始めてから、もう3ヶ月が経ちました。
 最近、仕事をしながらアメリカでの留学生活のことをふと思い出します。不慣れな異文化での生活、たどたどしい英語。学校のアドバイザーは我慢強く親身に私に接してくれました。随分と昔の話ですが、現在の私がそのアドバイザーと同じような立場にいると思うと、そのときの印象が鮮やかに蘇ってきます。
 「今度は私の番」。受講生の期待に100%応えることはできないかもしれませんが、そういう思いは持ち続けたいと思っています。(山)

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先生が貰う通信簿

 千駄ヶ谷の日本語コースには色々なコースがあります。
 私が教えている「日常会話を学ぶ毎日コース」は、1ターム(学期)が3ヶ月で、タームが終わる毎に、教師は学生の成績をつけ、学生は教師の成績をつけます。(ウーム・・・厳しい)
 学生は、クラスを担当した各先生について、「A.とてもよい」から「E.ぜんぜん」の5つ評価のいずれかに○をつけ、自由なコメントも(1行ですが)書けるようになっています。
 私はこれを「先生が貰う通信簿」と称して、とても重視しています。私にとっては、自分の全ての授業について客観的に評価してくれる唯一の指標だからです。
 この一人一人の評価・コメントは、正直に書いてくれる学生も多く、とても勇気付けられたこともありますし、また、自分の重要な欠点を発見したこともあります。そのどれもが、次タームの授業への大きな足がかりになります。小さな紙片ですが、全てを大切に保管しています。
 携帯電話会社のキャッチコピーではありませんが、“顧客満足”を第1に、今タームも指導に励みたいと思っています。(石)

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『ちょっと鼻が高い・・・』

 ・・・といっても、あのクレオパトラのお話ではありません。
 何かを誇らしく思うときの、“鼻が高い”というお話です。
 5月23日の朝日新聞に「中東外交――サウジとの新しい関係を」という社説が掲載されました。
 その社説は、・・・私たち日本人には超富裕な国というイメージのサウジですが、そのサウジは、最近の急激な人口増加で若者の4分の1以上に職が無く、経済大国を作り上げた日本に学びたいとの期待から、産業育成と人材養成で日本に協力を求め、今春130名の国費留学生が来日した。・・・という趣旨のことが書かれ、「こうしたつながりを大事に育て、サウジの発展に日本も貢献していきたい」と結ばれています。
 その130名のうち数十名が今、千駄ヶ谷で日本語を学んでいます。私たちの学校は、他の国の発展を手助けするという日本の大事な役割の一端を担っているというわけです。
 私はそういう学校で働いていることで、自分が直接そのクラスを担当しているわけではないのに、最近ちょっと鼻が高いです。(石)

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『2月14日、3月14日そして・・・』

 タイトルの日が何の日かと問われれば、そう、言わずとも知れた「バレンタインデー」に「ホワイトデー」。
 今年は両日とも、前日が私の日本語コースの授業に当たりましたので、授業の終わりに「明日は何の日ですか?」と学生たちに問いかけて、自国の習慣などを発表してもらいました。
 私の担当しているクラスでは、中国・韓国・フィリピン・アメリカ・フランス・メキシコの6カ国の人達が学んでいますが、2月14日のバレンタインデーはどの国でも行われていました。しかし、女性から男性への限定つきは韓国と日本だけでした。
 ホワイトデーは日本だけの筈だと思い、これは日本独特の「お返し」の文化が背景にあるのではないかと、得意がって自論を話しましたら、韓国の学生から「私の国でもやります」との声。
 更に、「韓国にはブラックデーもあります」とその学生が言います。「え!?それは何ですか?」と私。その学生の説明は「ブラックデーは4月14日です。バレンタインデーにも、ホワイトデーにも何ももらえなかった人たちが集まって、“黒いもの”を食べるんです」
 これには驚きました。なんだか韓国の人たちの“パワー”のようなものを感じませんか。(石)

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『受講のお申込はお早めに・・・』

 日本語教師養成講座の4月開講が近づくにつれ、受講のお申込も日毎に増えてきました。
 以前説明会でお会いした方がひょっこり学校にお見えになり、「今日は申し込みに来ました」と言ってくださると、こちらの気持ちがポッと明るくなります。当校の講座を選んでいただいたことに感謝すると同時に、開講後は期待にお応えできるよう頑張らねばと、気持ちを引き締めます。
 ところで、当校では高田馬場と横浜の2つの校舎で、それぞれ4つのコースに分けてお申込を受け付けておりますが、定員間近のコースも出てきました。せっかくお申込いただいてもご期待に添えない場合がありますので、現在受講をご検討いただいている方は、なるべくお早めにお申込の手続きをして頂きますよう、よろしくお願いいたします。(石)

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『日本語は何の音?』

 休み時間。いろんな国の言葉が飛び交う。初めて来校した日よりはるかに日本語が上達した外国人学生たちであるが、やはり母国語が一番滑らかで、美しく聞こえる。何を話しているのか内容はわからないが、それぞれの言葉が音楽のように耳に心地よい。韓国の学生のおしゃべりは韻を踏んだ詩の朗読のよう。中国の学生のそれは小鳥のさえずり。フランス人のは軽やかなワルツのようだ。そう感じるのはきっと私がそれぞれの会話を音とズムを中心に聞いているためであろう。
 では、日本語はどのように聞こえるのだろうか。ふと疑問に思った。生粋の日本人である私には残念ながら日本語を音として捉えることがまだできそうにない。(山)

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『有名だから・・・?』

 日本での進学を目指す学生と話していると、このような場面によく出くわします。
 私 「どうして○○大学の△△学部に行きたいの?」
 学生「有名だからです。」
 私 「うーん。でも、君の国の大学でも同じこと勉強できるよね。」
 学生「……。」
 学生に目的意識がなさすぎると言ってしまえばそれまでですが、それでは試験に合格できないので、一緒に考えなければなりません。一緒に考えていく中で、学生の日本に来た理由や、将来の夢が少しずつ形になっていきます。養成講座で学んでいたときは、単に日本語を教えるだけが日本語教師だと思っていましたが、学生自身の将来を決める手助けをしていると思うと責任の重さを感じます。(阪)

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『身の上相談?』

 新クラス開講の4月が近づくにつれ、養成講座説明会に見える方も多くなってきました。
 来春大学卒業見込みの方から60代の方まで、幅広い年齢層の方々がいらっしゃいます。現在の職業も様々ですが、説明にあたって特に気を遣うのが転職を検討されている方です。
 夜・土コースなら仕事を続けながら受講できますが、毎日コースの場合は、今の職業をやめなければなりませんので、説明を担当する私たちの責任も重大です。今の職業を続けるか、思い切って退職して日本語教師を目指すか・・・。話し合っているうちに、ほとんど身の上相談になることもあります。
 ご相談にあたっては、今までに得た知識や経験を総動員してお話しし、また、講座の説明では、講座の内容だけでなく、日本語教師という職業の夢や現実といったものも、できるだけ事実に基づき具体的にお伝えするようにしています。
 とにかく、ご本人が間違った選択をされないよう、必要な情報を数多くご提供するのが、私たちの大切な役割だと思い、日々説明にあたっています。  説明会は毎日行っています。電話予約の上、どうぞお気軽にお越しください。(石)

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『いつも前向き』

 横浜校の受講生皆さんは積極的です。中でも、自由参加の企画に、いつも迷いなく即座に参加申込をされる方がいらっしゃいます。
 日本語学校学生との交流会の知らせが出るとすぐ申し込まれます。
 公開講座の告知が出るとすぐ申し込まれます。
 日本語教師検定の案内があるとすぐ申し込まれます。
 意欲にあふれていることがよく分かります。
 何かを学ぶ際に最も大切なもの、それは動機・意欲だと私は思います。こういう積極果敢な人は、きっとご自分にはっきりした目標や夢があって、学ぶチャンスがあればそれを最大限生かすことこそが楽しいことなのだろうと思います。
 ご年配の方です。そのいつも前向きな姿勢に頭が下がります。(石)

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交流会at翰林日本語学院

 先日、翰林日本語学院にて横浜校の受講生と翰林の外国人学習者との間で交流会が行われました。普段なかなか外国人と触れ合うチャンスがないため、実際に交流の場を持ってもらおうと企画したもので、今回で2回目です。
 まず前半では、3つのクラスに分かれて授業見学をさせていただきました。翰林の学習者たちは皆明るくて元気いっぱい。受講生たちも時々参加させてもらって、とても充実した授業でした。偶然にも私が見学したクラスの先生は、横浜校の修了生。堂々と教壇に立っている姿は、とても頼もしかったです。
 そして、後半はみんなでフリートーキング。最初は会話が続くか少し心配でしたが、そんな心配も吹き飛ぶほど、すぐに打ち解けて本当によくしゃべっていました。みんな「楽しかった」、「勉強になった」と大喜びでした。
 実際に学習者と話をしたり、授業を見学したりするのは、とても貴重な体験です。今後も是非第3弾、第4弾と続けていきたいと思います。(鈴)

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『授業の感想』

 日々、教える側に立って授業をしていますが、実際、私が学生に教えられるのは日本語だけであって、違う国のそれぞれの環境で育てられた彼らから得るもののほうがはるかに多いと最近つくづく思います。
 先週、初級のクラスで「~てはいけません」の文型を導入した後、文型を使って国のルールを発表させる練習で、「韓国では両親の前でたばこを吸ってはいけません」という文が出てきました。文型の意味を理解していないのかしらと不思議に思って、「それはどうしてですか」と聞いたら「失礼なことですから」と韓国の学生が口をそろえて答えました。韓国は非常に礼儀を重視する国だということは前から聞いていましたが、親の前でたばこを遠慮するほどだとはさすが儒教の国だと思いました。日本では親の前でたばこを吸うぐらいで失礼だと思う人はまずいないでしょう。
 今まで自分が自然だと思っていたことや気づいていなかったことに対して、彼らの目線によって新しい見方が生まれ、考え直すことができます。学生たちが日々与えてくれるこの新鮮さが私の仕事の大きなエネルギーになっているのです。(尹)

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