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異文化交流

養成講座受講生と日本語学習者との交流活動

千駄ヶ谷には、日本語クラスで日本語を学ぶ外国人学生がたくさんいます。
遠足や、実際の日本語クラスでの授業に参加する交流授業などで、彼等と交流する機会が豊富にあります。

千駄ヶ谷日本語教育研究所付属日本語学校「ディズニーランド」遠足

2019年12月13日(金)、千駄ヶ谷日本語教育研究所付属日本語学校の外国人学生と教職員、養成講座受講生合わせて916名が東京ディズニーランドへ遠足に行きました。

高田馬場校10月午前クラス 滝澤陽子さん

高田馬場校10月午前クラス 滝澤陽子さん

私が引率補助として担当したのは10月に来日したばかりの大学院進学を目指している初級のクラスでした。そのため、使える単語や文法が限られた中で会話をしたのですが、最初は「て」と「で」の違いが聞き分けられなかったけれども、今では分かるようになったと嬉しそうに話す学生、自国の大学で勉強したことを教えてくれる学生、園内で撮った写真を見せて説明してくれる学生など、自分の思いを一生懸命に伝えようとする姿がとても印象的でした。私はそんな彼らに対して、どのような言葉を使ったら一番伝わるのだろうかとの思いで接するように心掛けました。当たり前のことかもしれませんが、言葉が完全でなくても、分かる言葉だけを使い、そこに筆談を交えるなどして、相手に自分の思いを伝えたいという気持ちを持って話すことが一番大切なのだということが改めて実感できました。

また、園内が混雑していたため、学生皆で決めた計画も予定通りにはいかず、学生同士で話し合って次の行動を決めなければいけない状況が度々ありました。話がまとまるまで少し時間がかかっても、担当の先生は提案だけをされ、決まるまで待っていらっしゃいました。教師には常に臨機応変さが求められ、軌道修正しながらも学生の意志を尊重する必要があるのだということを、そこから学びました。

日本語を学ぶ学生の皆さんと触れ合える貴重な機会をいただき、ありがとうございました。



高田馬場校10月土曜クラス S・Hさん

高田馬場校10月土曜クラス S・Hさん

初めは学生たちの中にうまく溶け込めるか不安でしたが、一緒に行動する中で少しずつ会話が生まれていきました。昼食にカレーを食べたのですが、注文する際に「先生、カレーは辛い料理なのに、『辛い』のと『甘い』のがあるのはどうしてですか?」と聞かれ、うまく答えることができませんでした。そんなもどかしい経験ができたことも、これからの勉強の励みになりました。

また、先生方や多くの学校スタッフの方々が関わり、このイベントが成り立っている様子も垣間見ることができました。教師が学生と実際にどのように接しているのかを間近で見られたのはとても勉強になりました。

土曜コース(一年)で仕事をしながらの日本語教師の勉強は、ときに大変さを感じることはありますが、クラスメートや先生方、家族に励まされながら、とても充実した日々を送っています。今回の課外活動での経験を通じて、改めて「日本語を学び、日本語を必要とする方々の役に立つ日本語教師になりたい。」と感じました。

貴重な機会を与えていただき本当にありがとうございました。



横浜校10月午前クラス 前島圭一朗さん

横浜校10月午前クラス 前島圭一朗さん

遠足に引率補助として参加させていただきました。担当したクラスは中国からの学生17名の中級クラスでした。私は「クラス全員とコミュニケーションを取る」という目標を立て、遠足に参加しました。

ディズニーランドに着くと、生徒のテンションが上がったのをきっかけに会話をすることが出来ました。「何に乗りますか」という質問に対し、事前にクラス全員で決めていた予定を嬉しそうに一生懸命に話す姿が印象に残っています。アトラクションに並んでいる最中に「先生は日本語教師の卵ですね」と言われたときは、背筋が伸びる思いでした。また、「クラスの先生のどんなところが好きですか」という質問に対しては、「日本語をただ教えるだけではなく、私たちの国の文化に興味を持ってくれるところ」と教えてくれました。

今回の遠足では、「クラス全員とコミュニケーションを取る」という目標を達成できただけでなく、日本語教師として大切なことを学ぶことができました。これから始まる教壇実習では、学習者一人一人の文化や考えにも目を向け、しっかりと向き合っていこうと思います。



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