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異文化交流 バックナンバー

千駄ヶ谷日本語学校 校外活動

2023年7月19日(水)、 千駄ヶ谷日本語学校の外国人学生と教職員、養成講座受講生合わせて約1230名で課外活動を行いました。 クラスのレベルごとに行先を決めます。今回は、高田馬場BIG BOX内のボウリング場、東京タワーと増上寺、上野動物園に行ったクラスを引率した方から感想が届きました。

4月午前クラス 安武弘恵さん

4月午前クラス 安武弘恵さん

養成講座の掲示板に、終了したイベントとして「課外活動の参加案内」を見つけ、次の機会はぜひ参加したいと思っていました。

私は要(かなめ)クラス(中級レベル)の引率で、高田馬場駅前にある商業施設、BIG BOXでのボーリング大会に参加しました。 千駄ヶ谷日本語学校の教室で集合して、クラスみんなで、徒歩で会場へ向かいました。教室を出て、最後尾についていた私が学校の1階に到着すると、「あ、先生が来た」のような表情をしてくれた学生がいました。 最初に挨拶しただけなのに、気遣ってくれて嬉しく思いました。

引率の手伝いでは、困っている様子の学生にトイレの場所を伝えたり、外に出ようとしていた学生に声掛けをしたりすることしかできませんでした。 しかし、実際に課外授業で先生方が学生とどのようなやり取りをしたり、声掛けをしたりしているかを間近で見ることができ、とても勉強になりました。

今回の課外授業を通じて、私も先生方のように学生とのやりとりを重んじる日本語教師になりたいと思いました。貴重な機会をありがとうございました。

4月土曜クラス 池田忠裕さん

4月土曜クラス 池田忠裕さん

今回、雲クラス(中級レベル)の課外活動に参加しました。行先は東京タワーと増上寺です。 学生は中国、ベトナム、ミャンマー、ロシアと様々な国から来ています。 ほとんどの学生が20才以下のティーンエイジャーで、私との年の差は40?才です。

引率の始めに、私がクラスの担任の先生に「それでは私がしんがりをやります」と言うと、すぐに何人かの学生から「しんがりとは何ですか」と質問がありました。 早速、「しんがり」の意味の説明に四苦八苦…。

道中や目的地では多くの学生と様々な話ができました。 学生の出身地の地名が聞き取れなかった時にはGoogle Earthを使って教えてもらったり、知らない言葉の説明にはお互いに画像検索で説明したりして、 楽しいひと時でした。学生の学習の目的は様々ですが、夢を語る彼らの表情は本当に輝いていました。

今回の参加で引率の先生方のコミュニケーション能力の高さに驚きました。 私自身は反省点満載の半日でしたが、今後の養成講座での学習に活かしたいと思います。機会を頂きありがとうございました。

10月土曜クラス 佐野紀子さん

10月土曜クラス 佐野紀子さん

山クラス(初級レベル)の引率で、上野動物園へ行きました。学生たちとは初対面でしたので、最初はどのように話すきっかけを作ればいいか心配でした。 しかし、上野動物園へ向かう電車内で、学生が一生懸命自分たちのことを話してくれたおかげで、少しずつ打ち解けていくことができました。

動物園内で学生は、動物の場所や、事前に渡されたワークシートの動物の名前などを積極的に話してくれました。 その際、私は手元の地図で、簡単にわかりやすく説明するように心がけました。

帰り際、学生たちは、自分で撮った写真を「レッサーパンダがとても可愛いかった」「芸術的なゴリラの写真が撮れた」と何枚も見せてくれました。 写真を楽しそうに説明してくれる姿が印象的でした。また、今日初めてパンダを見たという中国人学生は、「綺麗なパンダの姿に感動した」と言い、 別の中国人学生は、「日本のパンダは中国のパンダより痩せている(小柄?)」と教えてくれました。学生それぞれの視点も興味深いものでした。

当日はとても蒸し暑い中での活動でしたが、学生の生き生きとした表情を見ると、こちらも元気になりました。 教室外の活動に参加することで、日本語教師のイメージが更に膨らみました。貴重な経験をさせていただき有難うございました。



千駄ヶ谷日本語学校 課外活動

2022年12月16日(金) 、千駄ヶ谷日本語学校の外国人学生と教職員、養成講座受講生合わせて約 930名で課外活動を行いました。 クラスのレベルごとに行先を決めます。今回は鉄道博物館に行ったクラスと、国立科学博物館に行ったクラスを引率した方から感想が届きました 。

10月午前クラス M.Hさん

10月午前クラス M.Hさん

私は今回、大宮にある鉄道博物館への課外活動に、引率補助として参加させていただきました。

朝、どんなクラスなのか緊張しながら教室へ入ると、学習者が「おはようございます!」「よろしくお願いします!」と迎えてくれました。 まだ私の頭がぼんやりしており圧倒されそうになりましたが、とても元気な挨拶に、私はエネルギーをもらいました。 明るい挨拶を交わすことからコミュニケーションは始まると感じた瞬間でした。 全員が揃うのを待つ間、ひとりの学習者が私に質問をしてくれました。嬉しかったのですが、私は緊張していたので、あまり質問返しができませんでした。 あとからもう少しコミュニケーションが取れたら良かったと思いました。

移動の電車内では少しずつコミュニケーションがとれるようになり、色々な話をしました。 学習者の日常生活について何気ないことでも知っておくことは、授業を進める中でも信頼関係を築いていく中でも大切なことだと気付きました。 学習者を一人の人間として尊重しつつ、時間を共に過ごす中で、彼らから学ぶことがたくさんあるのでしょう。 それが教師としての喜びに繋がれば、素晴らしいことだと思います。

また、学校の先生方が明るく楽しい雰囲気の方ばかりだったのも印象的でした。博物館でクラスの担任の先生から日本語教師に関するお話をたくさんお聞きしました。 今後に活かしたいと思います。

現場のリアルを知る貴重な機会をいただき本当にありがとうございました。

10月土曜クラス 廣田智香子さん

来日してから2か月ほどの初級の学生を引率しました。 6クラス、総勢100名ほどの元気で若い留学生に圧倒され、世代間ギャップに戸惑いつつも、簡単な日本語を使うことを心掛けて会話しました。

引率中、先生方は遅刻した学生、切符を落とした学生、電車を乗り過ごした学生の対応をしたりして、とても忙しそうでした。 日本語教師はことばを教える能力が必要なだけではなく、クラス運営の能力も必要だということがわかりました。引率を経験したことで、 私は多文化の学生をとりまとめることができるだろうかと新たな課題が見つかりました。

クラス担任の先生には、「慣れれば大丈夫。周りの先生方や学生たちにいつも助けられて日々やっていけている。 先生方とは自分の得意、不得意をカバーしあっている。あまり考えずにやってみて」と助言していただき、少しほっとしました。

実際のクラスの様子や先生の動きを目の前で見ることができ、養成講座での学習意欲やこれからの進路イメージ等にたくさん気づきを得ることができました。 参加させていただきありがとうございました。

千駄ヶ谷日本語教育研究所付属日本語学校「ディズニーランド」遠足

2019年12月13日(金)、千駄ヶ谷日本語教育研究所付属日本語学校の外国人学生と教職員、養成講座受講生合わせて916名が東京ディズニーランドへ遠足に行きました。

高田馬場校10月午前クラス 滝澤陽子さん

高田馬場校10月午前クラス 滝澤陽子さん

私が引率補助として担当したのは10月に来日したばかりの大学院進学を目指している初級のクラスでした。そのため、使える単語や文法が限られた中で会話をしたのですが、最初は「て」と「で」の違いが聞き分けられなかったけれども、今では分かるようになったと嬉しそうに話す学生、自国の大学で勉強したことを教えてくれる学生、園内で撮った写真を見せて説明してくれる学生など、自分の思いを一生懸命に伝えようとする姿がとても印象的でした。私はそんな彼らに対して、どのような言葉を使ったら一番伝わるのだろうかとの思いで接するように心掛けました。当たり前のことかもしれませんが、言葉が完全でなくても、分かる言葉だけを使い、そこに筆談を交えるなどして、相手に自分の思いを伝えたいという気持ちを持って話すことが一番大切なのだということが改めて実感できました。

また、園内が混雑していたため、学生皆で決めた計画も予定通りにはいかず、学生同士で話し合って次の行動を決めなければいけない状況が度々ありました。話がまとまるまで少し時間がかかっても、担当の先生は提案だけをされ、決まるまで待っていらっしゃいました。教師には常に臨機応変さが求められ、軌道修正しながらも学生の意志を尊重する必要があるのだということを、そこから学びました。

日本語を学ぶ学生の皆さんと触れ合える貴重な機会をいただき、ありがとうございました。



高田馬場校10月土曜クラス S・Hさん

高田馬場校10月土曜クラス S・Hさん

初めは学生たちの中にうまく溶け込めるか不安でしたが、一緒に行動する中で少しずつ会話が生まれていきました。昼食にカレーを食べたのですが、注文する際に「先生、カレーは辛い料理なのに、『辛い』のと『甘い』のがあるのはどうしてですか?」と聞かれ、うまく答えることができませんでした。そんなもどかしい経験ができたことも、これからの勉強の励みになりました。

また、先生方や多くの学校スタッフの方々が関わり、このイベントが成り立っている様子も垣間見ることができました。教師が学生と実際にどのように接しているのかを間近で見られたのはとても勉強になりました。

土曜コース(一年)で仕事をしながらの日本語教師の勉強は、ときに大変さを感じることはありますが、クラスメートや先生方、家族に励まされながら、とても充実した日々を送っています。今回の課外活動での経験を通じて、改めて「日本語を学び、日本語を必要とする方々の役に立つ日本語教師になりたい。」と感じました。

貴重な機会を与えていただき本当にありがとうございました。



横浜校10月午前クラス 前島圭一朗さん

横浜校10月午前クラス 前島圭一朗さん

遠足に引率補助として参加させていただきました。担当したクラスは中国からの学生17名の中級クラスでした。私は「クラス全員とコミュニケーションを取る」という目標を立て、遠足に参加しました。

ディズニーランドに着くと、生徒のテンションが上がったのをきっかけに会話をすることが出来ました。「何に乗りますか」という質問に対し、事前にクラス全員で決めていた予定を嬉しそうに一生懸命に話す姿が印象に残っています。アトラクションに並んでいる最中に「先生は日本語教師の卵ですね」と言われたときは、背筋が伸びる思いでした。また、「クラスの先生のどんなところが好きですか」という質問に対しては、「日本語をただ教えるだけではなく、私たちの国の文化に興味を持ってくれるところ」と教えてくれました。

今回の遠足では、「クラス全員とコミュニケーションを取る」という目標を達成できただけでなく、日本語教師として大切なことを学ぶことができました。これから始まる教壇実習では、学習者一人一人の文化や考えにも目を向け、しっかりと向き合っていこうと思います。



千駄ヶ谷日本語学校「ディズニーランド」遠足

2018年12月14日(金)、千駄ヶ谷日本語学校の外国人学生約1,200名と教職員、養成講座受講生でディズニーランドへ遠足に行きました。

高田馬場校10月午前クラス 霜村忠さん

高田馬場校10月午前クラス 霜村忠さん

千駄ヶ谷日本語学校(本校)の東京ディズニーランドへの課外活動に、引率補助として同行させていただきました。私が配属されたクラスは、中国・台湾・香港・ベトナム・カタールからの学生19名の中級クラスでした。

当日は好天に恵まれましたが、風の冷たさが身に染みる日でした。ディズニーランド内では団体行動をすることになっており、学生たちが事前に話し合って決めたアトラクションを一緒に回りました。

途中、さすが中級クラスの学生だと思えた出来事がありました。レストランで注文をする列に並んでいた時に、私の前にいた学生が「先生は、何を召し上がりますか」と、私に質問したのです。私はこの言葉に、一瞬驚き、次にどう返答しようかと考えてしまいました。なぜなら、私が久しく聞くことがなかった日本語だったからです。

課外活動に参加して、日本語教師の仕事は、日本語を学ぶ学生にその場の状況にふさわしい正しい日本語を使える力をつけてあげることと、改めて感じることができました。



横浜校10月午前クラス R・Mさん

横浜校10月午前クラス R・Mさん

中級クラスの引率を担当しました。学習者も私も始めは緊張気味でしたが、お互いの出身地の料理や挨拶の話でだんだんと打ち解けることができました。単語や習った文法を駆使して、一生懸命話してくれたのが印象的です。

食事中に、キャラクターがプリントされたコップを指しながら「先生、これは日本語でなんといいますか。」と次から次へと尋ねてきて、英語をカタカナ表記した場合にどうなるか、音声学で学んだことをなんとか思い出して発音はどうなるかを教えると、嬉しそうに覚えてくれてこちらも自然と笑顔になりました。身近なところに学びのきっかけがあることを知りました。

乗り物に乗る直前に学習者が一人いないことが発覚し、担任が探し回るというハプニングがありました。その姿を見て、約20人をまとめる担任には相当な気力や体力が求められると思いました。しかし、そのようなハプニングも日本語教師と学習者の絆を強めるものになることがわかり、今後の励みになりました。普段の養成講座の授業内では学ぶことのできない非常に貴重な機会を与えて頂き、ありがとうございました。



千駄ヶ谷日本語教育研究所付属日本語学校「箱根」遠足

2018年7月20日(金)、千駄ヶ谷日本語教育研究所付属日本語学校の外国人学生約689名と教職員、養成講座受講生で箱根へ遠足に行きました。

横浜校7月全日クラス 山本 加奈さん

横浜校7月全日クラス 山本 加奈さん

7月の箱根遠足に引率補助として参加させていただきました。海外の方や留学生の方と触れ合った経験がほぼなく、少しでもそうした機会を持ちたいと思っていた私にとって大変ありがたい企画でした。

当日は初め大変緊張しましたが、クラス担任の先生が留学生のみなさんと話せるようにいろいろとサポートしてくださり、留学生のみなさんも話しかけると気さくに応じてくれて、不安が一気に和らぎました。当たり前のことかもしれませんが、探り探り話すところか ら始まってちょっとした雑談で笑いあえた時に、国や文化が違っても、同じ人間なのだと改めて気づかされました。日本語を教える立場という視点からは、「おみず」と「おひや」の違いや「られる」の使い方が難しい等、留学生のみなさんと実際に話すことで得られる情報量の多さに驚きました。

また、クラス担任の先生と行動を共にできたため、日本語教師の方が現場で実際にどのような言葉を使いどのようにふるまうのかを間近で見られたことも、大きな学びとなりました。他の先生方もみなさん気さくに話しかけてくださり、貴重なアドバイスをたくさんいただきました。

全日クラスのハードな毎日に四苦八苦していましたが、留学生のみなさんに寄り添いサポートできる日本語教師になりたいと、 決意を新たにする日となりました。遠足イベントそのものも、遊覧船に乗ったり美術館をめぐったりと、とても楽しかったです。

また機会があればぜひ参加したいと思います。

ありがとうございました。

千駄ヶ谷日本語学校「ディズニーランド」遠足

2016年12月16日(金)、千駄ヶ谷日本語学校の外国人学生約1,050名と教職員、 養成講座受講生でディズニーランドへ遠足に行きました。

横浜校4月午前クラス 井上 千秋さん

横浜校10月午前クラス 井上 千秋さん

ディズニーランドへの遠足に初級クラスの引率補助として参加しました。

少し緊張して迎えた当日でしたが、彼らの気さくな人柄や、積極的に日本語を話そうという姿勢のおかげで、すぐに打ち解けることができました。

園内では、急にホーンテッドマンションに乗れなくなったり、調子を崩す学生が出たりと予想外のこともありましたが、学生たちは互いを気遣い、臨機応変に動いていて感心しました。また、先生方の分かりやすい指示の出し方も勉強になりました。

「毎日、すごく楽しいです。日本の大学院に行きたいです。」といきいきした表情で話してくれた学生がいます。言葉がうまく出てこなかった時や言い方が少し違っていた時に正しい言葉を伝えると、素直に言い直し、正しく言えて嬉しそうな顔も見せてくれました。それを見て、私も嬉しくなりました。これが、学生をサポートできる日本語教師の魅力の一つなのだと実感できた貴重な体験でした。



高田馬場校10月土曜クラス K.Oさん

とても天気のいい冬の日、引率補助として、ディズニーランドへの遠足に参加しました。日本語でのコミュニケーションの問題もほぼなく、勝手な行動をする学生もいない、とてもいいクラスと楽しい時間を過ごすことができました。慣れない引率の一日が終わると、緊張が解けたのか心地よい疲れが残っていました。

最初は遠慮がちだった学生達も、出身国の話を聞いたりして打ち解けると、『先生、トイレに行ってきます』、『先生、これは怖いですか』など積極的に話しかけてくるようになりました。日本語教師の卵とは言え学生にとっては先生であり、養成講座受講中の身ながら日本語学習者の学生達と”先生”として一日を過ごすという体験は、普段外国人と友人や同僚として交流するのとは全く違い、とても新鮮でした。そして、新鮮であると同時に教師というのは大きな責任があるのだなと再認識しました。

学生達と直に接したことで、養成講座を受講していく上でのモチベーションも上がり、とても貴重な経験となりました。



千駄ヶ谷日本語教育研究所付属日本語学校「箱根」遠足

2016年7月25日(月)、千駄ヶ谷日本語教育研究所付属日本語学校の外国人学生479名と、教職員、養成講座受講生で、箱根へ遠足に行きました。

高田馬場校4月午前クラス 根本 博子さん

高田馬場校4月午前クラス 根本 博子さん

7月に入学した中国の留学生のクラスを引率しましたが、「先生、たくさんコミュニケーションしてもいいですか」「さようならは失礼しますであっていますか」など、皆さん言葉を選びながら丁寧な言葉遣いで話そうとしてくれました。

学生のみなさんとの会話は新鮮で、日本語を教えるということは言葉だけではなく、物腰や態度、相手への気遣いなどを含めた、コミュニケーションとしての言葉の使い方を教えることでもあるんだな、と実感しました。

芦ノ湖の遊覧船ではしゃいだり、箱根の足湯に浸かって熱がったりしている皆さんのかわいらしいこと。 バスの乗降時、積極的にクラスメートをまとめているリーダーたちの頼もしいこと。 土産店で初めて見る漢字を調べたり、標識のことばを質問したりして、課外活動だからこその気付きや学びの機会があったようです。

学生たちが「先生、一緒に写真を撮りましょう」と担任の先生方を慕う場面も多々あり、見ていて嬉しく、また今後の励みにもなりました。

目標を持って学習に取り組む学生たちに接し、日本語教師としてサポートしたいという思いを強くしました。

高田馬場校4月土曜クラス 和田 香絵さん

高田馬場校4月土曜クラス 和田 香絵さん

7月入学の大学院進学を目指すクラスを引率しましたが、担任の先生の話では、会話は入門レベルとのことでした。そのためか、遠足中は学生同士、母語の中国語で楽しく会話をしていました。私は日本語で「写真を撮りましょうか?」「席を替わりましょうか?」と話しかけてみましたが、ジェスチャーでの返事が多く、あまり会話ができませんでした。ですが、お昼にお弁当を配ったときは、笑顔で「ありがとうございます」と言ってくれたので、とても嬉しかったです。

1日学生たちと接しているうちに、会話ができなかったのは、日本語での返事の仕方が思いつかなかっただけなのだと気づきました。同じことを伝えるのでも、担任の先生が言うとすっと理解できるようで、簡単な会話が成立していました。生徒の反応を直に知ることができるとても良い機会でした。



千駄ヶ谷日本語学校「お台場」オリエンテーリング

2016年5月13日(金)、晴天のお台場でオリエンテーリングを開催しました。
千駄ヶ谷日本語学校の外国人学生約800名と共に、養成講座受講生も参加しました。

高田馬場校4月午前クラス 川畑 清嗣さん

高田馬場校4月午前クラス 川畑 清嗣さん

私が引率したのは、この4月に入学した中国、タイ、マレーシアの日本語中級レベルの皆さんのクラスでした。

今回の引率を通して、学生たちが今回の遠足をかなり楽しんで参加していること、異国の色々なことに対する興味をその若さであっという間に吸収していること、国が違ってもクラスメート間で情報交換したり手助けしたりしながら仲良くしていること、彼らが日本語学校と担任の先生に絶大な信頼を置いていることなどを感じ取ることができました。

また、担任の先生が学生の自主性を促し、彼らが日常生活のことでも気軽に質問してくるような信頼関係を構築している姿を見させて頂き、今後の自分にとっての大きな参考とすることができました。

横浜校4月午前クラス 村石さやかさん

横浜校4月午前クラス 村石さやかさん

私は「生徒たちと日本語でたくさん会話をする」という目標を立てて遠足に参加しました。

当日、私が引率したクラスは、日本語を学び始めてまだ1カ月の初級クラスでした。中国の生徒が多いクラスだったので、生徒同士の会話は中国語でした。私は易しい日本語で話しかけてみましたが、未習の単語を使ってしまい、なかなか意味が伝わらず、苦労しました

今回の遠足はオリエンテーリングだったため、クラスのみんなで協力して行動するものでした。生徒たちは徐々に私にも話しかけてくれるようになり、スムーズな会話とまではいきませんでしたが、何とかコミュニケーションを成立させることができました。

遠足に参加し、生徒たちとやり取りができたことは本当に良い経験になりました。先生とも話ができ、今後の参考になりました。

千駄ヶ谷日本語学校・付属校「ディズニーシー」遠足

2015年12月11日(金)、千駄ヶ谷日本語学校・付属校の外国人学生約1,100名と教職員、 養成講座受講生でディズニーシーへ遠足に行きました。

高田馬場校4月土曜クラス 上田 直人さん

高田馬場校4月土曜クラス 上田 直人さん

私が引率したクラスは中国人学生が多く、中国留学経験がある私は話題作りに苦労しませんでした。

また、学生たちにとって男性の教師は物珍しさがあるようで、身の回りのことや勉強方法などたくさんの質問を受け、話が弾みました。 しかし、クラス全員とのコミュニケーションを取ることは、時間的な制約や広い敷地内ということもあり叶わず残念な思いもありました。 クラス運営の難しさやトラブル時の対応方法についても考えさせられ、臨機応変な対応力こそ私の大きな課題であると再認識しました。

今回の遠足参加で、日本語教師になって活躍したいという思いがより一層高まりました。 現場対応力のある日本語教師を目指し、今後も精進していきたいと思います。

高田馬場校10月午前クラス 塚越 智世江さん

高田馬場校10月午前クラス 塚越 智世江さん

東京駅に着くと電車が止まっており、駅で待機すること1時間余。その間に、初めて会った私によそよそしかった学生たちもだいぶ打ち解けてくれました。サウジアラビア、中国、ベトナムからの学生たちは個性豊かで仲良し。もちろん共通語は日本語で、時々わからなくなると「先生、なんて言うの?」と尋ねてきます。

結局、電車とバスを乗り継ぎ、ディズニーシーに着いたのは出発から5時間後。大変な中でも気遣いを見せてくれた心優しき学生たちには感謝の気持ちでいっぱいです。

そして、教室の外での日本語教師の先生方を見ることができた良い機会でした。多くの人びとと出会い、日本語学習のお手伝いができる日本語教師は、やり甲斐のある素敵な仕事だと思いました。

横浜校10月午前クラス  山田智明さん

ディズニー・シーの遠足に引率として参加しました。

「この乗り物は、ジェット・コースターですか」「こわいですか」などと、がんばって話しかけてくる学生たちに、「面白いですよ」と答えながら、嬉しい気持ちになりました。みんな明るく、一生懸命話そうとする姿に感動しました。

今回、強風のため京葉線が運行停止となり、東西線へ迂回して行くことになりましたが、そんなアクシデントも学生たちとの良いコミュニケーションの場となりました。「振替輸送」「バス待ちの長い列」にとまどいながらも目的地に行けたことは、みんなにも良い経験になったのではと思います。

学生たちとコミュニケーションしていく中で、日本語教師は「日本語」を教えるだけでなく、習慣や考え方も伝える仕事であることを実感しました。学生たちの「なぜ?」に全ては答えられなかったと思いますが、これから日本語教師として「日本の良さ」「楽しさ」そして「なぜ?」について聞き・話し、たくさん伝えていきたいと思います。

千駄ヶ谷日本語教育研究所付属日本語学校「日光」遠足

2015年7月17日(金)、千駄ヶ谷日本語教育研究所付属日本語学校の外国人学生249名と、 教職員、養成講座受講生で、日光へ遠足に行きました。

馬場校10月土曜クラス 林部祐佳さん

高田馬場校10月土曜クラス 林部祐佳さん

日光への遠足に引率として参加しました。

「日本のどんなところが好きですか」「どんな写真をとりましたか」など話しかけると、習った言葉を思い出しながら一生懸命答えてくれ、生き生きと自分の考えや将来の夢を話す姿に刺激を受けました。

学生をまとめ行動するのは大変で、一人一人に気を配りながら全体を見てクラス運営を行う難しさを実感しました。また、バス酔いをしてしまった学生もおり、先生方の迅速な対応を見て、現場での日本語教師の在り方を学ぶこともできました。

今回の参加は、どんな日本語教師になりたいのかを考えるきっかけとなりました。

横浜校1月午前クラス 綿貫光男さん

横浜校1月午前クラス 綿貫光男さん

日光遠足に引率として参加しました。

女子学生が「華厳の滝が綺麗!日本は綺麗な場所が多くて好きです。」と日本語だけで伝えようとする一生懸命な姿勢が印象的でした。皆、シャイな部分はありますが、目線を合わせるたびに挨拶を交わし、温かい雰囲気での遠足となりました。

私自身、慣れない海外で生活する大変さを身に染みて感じた経験があります。その時に語学の先生に生活面でも多くの助言や支援をしてもらい、自分も日本で生活する外国人学生の支援をしたいと思い、日本語教師を志しました。引率を通じ、日本語教師がとてもやり甲斐がある仕事だと再認識した一日でした。

翰林日本語学院の日本語学習者との交流会

2015年6月12日(金)養成講座受講生15名で、翰林日本語学院へ交流会に伺いました。

横浜4月クラス 松本悠さん

横浜4月クラス 大澤あゆみさん

中国やネパール、ベトナムからの学生さん達と、日本での日常生活や将来の夢、日々の日本語学習のことなどを、和気あいあいとした雰囲気の中で話したのですが、予想以上の日本語力の高さに驚きと感銘を受けました。

特に、将来の夢を聞いた時にうれしそうに話す様子がとても印象的でした。「安藤忠雄のような建築家になりたい!」「大学院で勉強して、大学の先生になりたい。できたら日本の大学で!」と話す顔がとても生き生きしていました。

夢に向かって頑張っている学生さん達をサポートできる日本語教師という仕事はすばらしいと改めて思いました。

今回の交流会は日本語教師を目指している私にとって、大変刺激的で貴重な経験となりました。

千駄ヶ谷日本語学校「昭和記念公園」遠足

2015年5月15日(金)千駄ヶ谷日本語学校の20か国の外国人学生約720名と教職員、養成講座受講生で昭和記念公園へ遠足に行きました。

横浜4月クラス 松本悠さん

横浜4月クラス 松本悠さん

5月15日に昭和記念公園で行われた千駄ヶ谷日本語学校の遠足に引率補助として参加しました。このような引率の経験は初めてだったので、とても緊張しました。しかし、実際に日本語を学んでいる学生たちと多く接することができ、とても楽しく、貴重な経験をさせて頂きました。 私はJ3梅(初中級)クラスの引率補助を担当しました。朝の出席確認の時に学生から、「松本先生の松本という苗字はどのような漢字を書くのですか。」と質問を受け、それまでの緊張がすぐにとけました。

公園に着くと早速、今回の遠足のメインであるバーベキューが始まりました。バーベキューでは学生たちが食べものを焼く係やうちわを扇ぐ係などに分かれて準備が着々と進められました。母語や国籍が違う学生たちが協力し合い、一つのものを作り上げている姿がとても心に残りました。

今回の遠足に参加して印象的だったのは、学生たちの日本語を学ぶことへの意識の高さでした。今回の遠足の中で、学生たちは分からない単語や表現などがあると、すぐに担任の清水先生や私に質問してきました。改めて、日本語教師は日本語や日本文化等について様々なことを知っていなければいけないと感じさせられました。日本語教師にはどのようなことが求められているのかということを身をもって知ることができ、とても貴重な経験ができました。

e-ラーニングコース 中瀬潮さん

e-ラーニングコース 中瀬潮さん

私は、5/15の昭和記念公園でのバーベキューに、引率補助として参加しました。日本語学校の学生の皆さんとの出会いにワクワクする気持ちと、初めての引率補助という経験にドキドキする気持ちを抱えながら、当日を迎えました。

バーベキューは、料理が大好きという学生を中心に、皆で協力し合い、楽しくおこなうことができました。その際、バーベキューのたれについて、瓶に表示はないけれど、酒が入っている可能性があるため、イスラム圏の学生に配慮する必要があることも学びました。

私は、遠足を通じて、担任の先生が、どのようにクラスをまとめているのかを観察していました。先生は、積極的に学生に話しかけ楽しい雰囲気づくりをすると同時に、学生にできることは、皆で協力してさせることを大事にされていました。そのことにより、学生はリラックスし、そしてクラスとしての強い一体感が生まれていました。

またこの日、学生とたくさんの話をすることが出来ました。自分の将来の夢を目をきらきらさせながら語ってくれた学生、家族と離れていてさみしい、と打ち明けてくれた学生、写真が趣味で自分のとった素敵な写真を見せてくれた学生。皆、一生懸命、日本語で私に気持ちを伝えてくれる中で、私も、早く日本語教師になって彼らの夢を実現するお手伝いがしたいな、と改めて思わずにいられませんでした。

とても楽しい一日であったとともに、自分が日本語教師になったときにどのようにあるべきか、また、どのような日本語教師になりたいかを考えることが出来る、素晴らしい経験となりました。

1月午前クラス 今井聡美さん

1月午前クラス 今井聡美さん

雲一つなく晴れ渡った5月15日、昭和記念公園バーベキュー遠足が行われました。

あいにくこの日は、山手線と中央線が事故で止まってしまい、人で溢れかえった駅のホームで待たされるアクシデントに見舞われました。が、先生方が代替ルート等の連絡を取り合いながら、声が届かない位置にいる学生達に目と指で指示を出し、間違いなく誘導していく姿を拝見して、さすが日本語学校の先生と感服しました。

新緑が目にまぶしい昭和記念公園に到着。さあバーベキューの開始です。炭火への着火は結構難しく、バタバタ扇ぎ過ぎて着火剤だけが燃えてしまう失敗もありましたが、火が安定した後は、学生の中から、鍋奉行ならぬ焼肉奉行が登場。焼きあがった肉を次々とお皿に載せてくれます(焼肉屋でバイトしているそうです)。中国出身の学生さん達は焼きそばの作り方に各々こだわりがあるようで、「玉ねぎ、ダメよ」「麺、まだでしょっ!」と自己主張し合いながら作業を進めていました。

私は毎日、養成講座で日本語教育について勉強していますが、最も驚いたのは、進学目的の学生達の学習スピードの速さです。学生達の学習面での苦労はもちろん、家族のサポートネットがない日本での暮らしをどう感じているのか知りたくて、今回の遠足に参加しました。進路希望や郷土料理のこと、日本での友人関係などあれこれ質問してしまいましたが、私が引率補助したJAクラス(中上級)の学生達は、言葉を探しながら一生懸命答えてくださいました。適切な言葉や構文を思いつかない時のもどかしそうな顔。自分が言いたいことが的確に伝わった時の誇らしげな顔。私も彼らと同様、学びに明け暮れる毎日ですが、いつの日かこの「伝わる喜び」を共有できるようになりたいと強く感じた一日でした。

千駄ヶ谷日本語学校・付属校「ディズニーランド」遠足

千駄ヶ谷日本語学校・付属校の外国人学生約1000名と教職員、養成講座受講生でディズニーランドへ遠足に行きました。

小見山怜子さん

高田馬場校10月午前クラス 小見山怜子さん

12月12日、付属校のディズニーランド遠足にクラスの引率補助として参加しました。今回は教師の自覚を持って行動するということで、経験がない私は緊張しながら付属校に向かいました。

私はJ4福クラス(中級レベル)の引率補助を担当することになり、まず出席確認をして出発しました。朝のラッシュ時の移動となりましたが、担任の先生が全体に目を配ることで無事に到着できました。ディズニーランドを前にした瞬間、学生の目が輝きました。

まず、担任の先生と2名の学生がファストパスを取りに行き、私とその他15名はアトラクションに向かうことになりました。途中、立ち止まる学生もいたの で、「行きますよ。全員いますか。」など声掛けをしました。しっかり引率をしないと、と緊張していた私ですが、学生達も、「勝手な行動しないの!」などお 互い呼びかけ合ってくれました。また、待ち時間も楽しく過ごすことができました。日本の歴史を教えてくれる学生、アニメの事を教えてくれる学生など、日本 の事を私よりも理解している学生も多く、もっと日本の事を知らなければ、と刺激をもらいました。昼食をとり、次のアトラクションでは、私は絶叫系が得意で はない学生と一緒に待っていました。その際も担任の先生が一人一人に気を配ることで、最後まで問題なく無事に過ごすことができました。

今回参加して印象的だったのは、学生たちが「小池先生(担任)は本当に素晴らしい先生だ。」「学校が楽しい。」と口ぐちに言っていたことです。教師が学 生と信頼関係を築くことが、学習意欲の向上につながるということを学びました。また、教師にはクラス全体および個々の学生を見る多角的な目が必要だという こともわかりました。自分自身、どのような日本語教師になりたいかと考える機会となり、貴重な経験でした。

ディズニーランド遠足
 
 

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