千駄ヶ谷日本語教育研究所グループの教育

教え方の特徴

授業風景

基本的な考え方は、日本語を習う側に立って分析、整理して教えるということです。

1.翻訳を使わないで教える

表現したい「もの」や「こと」を、はじめから日本語で考えられるよう、習慣づけることが大切だからです。翻訳を使わなくてもわかるように、教師は絵やジェスチャーを使ったり、学習者が理解できる日本語を使ったりして新しい言葉を教えます。

※学習者の背景やニーズによっては、翻訳付きのテキストを使用したり、自宅学習用に翻訳を使った語彙リストを配布したりすることがあります。

2.ルール化して教える

動詞や形容詞の形の変化などはルールとして覚えると、効率よく覚えられるからです。

3.類似表現は分散させて教える

特に初級では、似ている言葉を同時に覚えようとすると、混乱するからです。

4.学習者が覚えられる情報量に絞って教える

一度にたくさんの情報を与えられても、覚えられないからです。

5.どの教師が教えても、基本の考え方が変わらないようにする

クラスで複数の教師に教わったり、教師が途中で交代したりしても、基本の考え方が同じだと混乱しないからです。教師は当校の日本語教師養成講座を優秀な成績で修了しています。